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【弊団体について】 映画を見て思考し、思考の実践としての制作を進めていくことで、観客と作り手が同じ目線に立つことを理想に掲げる映画制作集団です。 デジタル技術の普及により、誰でも比較的容易に映画を制作できる時代において、現在制作される映画は形式的な技術の洗練と引き換えに、映画が根源的に備えていた過激な野蛮さや可能性が等閑にされてしまっているかもしれません。 既に数多の優れた傑作が溢れている映画史の中で、どうして今この時代に映画を制作する必要があるのか、その理由を真っ向から考えぬく忍耐と、誰から求められずとも、勝手気ままに映画と向き合う寛容さを同時に備えることなしに、映画の可能性を再発見することはできません。 私たちが目指すのは、過去に制作された映画を現在の目線から見て歴史化、神格化することではなく、かつての制作者たちと同じ目線に立つことで、映画の可能性を再検討することにあります。 上映、制作、批評、いずれも同等のものとして位置付けることで、ここから新たな映画が生まれることを期待します。